寒い季節でもいちごがより良く育つ様に暖かい環境にしなければいけません。その為、ハウスにビニールを張って暖房効果を高めます。 まずはハウスのサイドの横部分と入り口すぐのビニールから張っていきました。 ビニールをピーンと張った状態で、波波の針金のスプリングをハウスのフレームの間に入れて固定していきます。 場所によってはパッカーと呼ばれるスプリングが仕込まれた半筒のプラスチックで、パカーっとはめ込むこともあります。この音がパッカーの語源な気がしてきました笑 下の画像の上側の黒いパーツがパッカーです。ビニールと直管パイプを挟む筒状の固定器具です。 ケースバイケースで、パッカーを使ったりスプリングを使ったりして、ビニールと防虫ネットをハウスのサイドと妻面(つまめん)と一部天井ビニールがカバーできないハウスの上部に張りめぐらせて、最後に天井ビニールはマイカ線で固定します。 ちなみに妻面とは入口の面のことです。切妻(きりづま)屋根という三角の2つの屋根と屋根が山の形に合わさった側のことを言います。また、着物の褄(つま=1番下の端の部分)からも来ていて、端を意味するそうです。 寒くなると、いちごは休眠状態になると言われています。しかし、ビニールハウスのおかげで、冬場でも美味しいイチゴを育てることができます。いちごに家を建てようと考えた初めの人はすごいなぁと思ってしまいました。 ビニールを張ることでハウスが完成します。サイドの完成動画はコチラ