16:30〜17:30 本田と育苗床の防除作業 今日の午後は防除作業に全力投球し、3棟の本田(苺の主栽培エリア)と育苗床の防除を行いました。強風が吹き荒れていたので、灌水は手で行いました。防除液を散布し、苺たちの健康を守る一手も打ちました。 今回のメインターゲットは「ヨトウムシ」と「炭疽病」。ヨトウムシは葉を食い荒らし、炭疽病は葉や茎に黒い斑点を作ってしまう厄介な病害です。どちらも早期発見と対応が肝心なため、細心の注意を払いながら防除を行いました。 風が強いときの防除の工夫 今日のように風が強い日には、防除のタイミングや散布方法を工夫する必要があります。風が強すぎると薬剤がしっかりと葉面に付着しなかったり、風に流されて狙った箇所に届かないことがあるため、風向きと風の強さを見極めながら少しずつ進めていきました。 特に注意したのは、育苗床の防除です。若い苗たちは葉の面積も小さく、強風によって傷つきやすいので、優しく丁寧に薬剤を散布していきます。こうした日々のケアが、苗の健やかな成長につながる大事なポイントです。成長が順調な苗ほど、病害虫にやられるリスクを減らすことができるので、日々の防除は欠かせません。 明日への備えと今後の対策 今回、ヨトウムシの発生が多いエリアと、炭疽病が出やすい箇所を特に入念にチェックしました。害虫発生のリスクが高い時期にはIGR(昆虫成長抑制剤)を組み合わせながら、被害を最小限に抑えられるよう工夫する予定です。 また、炭疽病は湿度や温度の変化に敏感なため、ハウス内の通気や湿度管理をもう一度見直し、病気が広がらないように注意していきます。次回の防除では、風の影響が少ない早朝や、夕方以降を狙って散布する予定です。 風との戦いは続く — でも苺たちは負けない! 今日は風に翻弄されながらも、防除作業をなんとかやり遂げることができました。苺たちにとって、風や害虫、病気など、成長を阻むものはたくさんありますが、その度に少しずつ環境を整え、健康を守る手を打っていくのが私たちの仕事です。 苺たちの健康を守るためには、こうした細やかな対応と試行錯誤の積み重ねが重要です。常に新しい方法を取り入れ、苺たちが最良の環境で育てるように努めていきたいと思います。 明日も引き続き、風や病害虫に負けず、苺たちをしっかりと守っていきます!