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今日は午後から本田の防除作業を実施。

ヨトウムシ(夜盗虫)は苺栽培において厄介な害虫の一つ。昼間は土の中に潜んで姿を見せず、夜間に活動することから「夜盗(夜に盗み食いする虫)」と呼ばれています。幼虫が葉や新芽を食害することで、成長途中の苗に大きなダメージを与えてしまうため、早めの対策が欠かせません。

防除剤は「フェニックス」と「IGR」の組み合わせを選択。フェニックスはヨトウムシの成長を抑制する効果があり、IGRは虫のホルモンを阻害することで繁殖を防ぎます。これらを併用することで、ヨトウムシの被害を最小限に抑えることを狙いました。

ヨトウムシの大発生に備えて

散布する際には、できるだけ薬剤が葉の裏側や茎の根元にも行き渡るように、噴霧器のノズルを調整。ヨトウムシは隠れ上手なので、表面だけを覆うのではなく、株全体をしっかりカバーすることを意識しました。

風が弱く、気温も安定していたので、防除作業には最適な条件。散布が終わる頃には、薬剤がしっかりと株に行き渡り、これでヨトウムシたちの活動も少しは抑えられるはずとひと安心。とはいえ、しばらくは注意深く観察を続け、再発の兆候が見えたらすぐに次の対策を取る予定です。

防除作業後のチェックと次への準備

作業終了後、改めて全体を見回り、ヨトウムシが減少していることを確認。この対策が効果を発揮して、少しでも苗の被害が減ってくれることを願うばかりです。

今日の作業で思い出したのは、「小さなことでも見逃さないことの大切さ」。害虫一匹、枯れた葉一枚といった小さな変化を見過ごさないことが、最終的な苺の収穫に大きく影響することを再認識しました。

これからも丁寧に株を見守り、害虫に負けず、健やかに育っていけるよう、引き続きケアをしていきたいと思います。次回は成長促進を目的とした追肥や、温度管理の調整を行う予定です。引き続き、苺たちが元気に育ってくれるよう、気を引き締めて作業に取り組んでいきます!

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